1月の実質消費2カ月連続でプラスに|市場のクジラが、ポートフォリオ維持

時事

2025.03.12

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1月の実質消費支出が0.8%増

総務省が1月の家計調査を発表。

2人以上世帯の消費支出が305,521円と名目では5.5%増でしたが、物価変動の影響を除いた実質では前年同月比で0.8%増と、2カ月連続でプラスとなったようです。

勤労者世帯の実収入は実質で1.1%減少していて、4カ月振りの減少となったようです。


市場のクジラがポートフォリオ維持

「市場のクジラ」と言わる、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、5年に1度、資産構成(ポートフォリオ)の見直しで、株式比率の引き上げを検討していたようですが、今回は、世界経済の先行き不透明感が高まる中で、運用リスクを増やすのは適切ではないと判断し、見送りをしたようです。

状況が良いときに運用比率を上げるより悪い状況の時に運用比率を引き上げるか、リバランスをして調整することの方が今後の運用成績にはいい影響が出るのではないかと感じます。



NY株式市場、トランプ関税に振り回され続落

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続落

ダウ平均株価は、478.23ドル安の41,433.48ドルと続落で終わっています。

連日、トランプ関税に関して二転三転することなど、不透明感が売りを誘ったようです。

ウクライナに対して30日間の停戦を提示し受け入れたことで、地政学リスクへの不安は後退して、下値を支えたようです。


日経平均株価、NY市場受け反落で

昨日の日経平均株価は、235.16円安の36,793.11円と反落で終わっています。

前日のNY市場が、トランプ関税に振り回されて大幅下落したことを受けて、日本市場にも売りが広がりました。

約半年振りに36,000円台を下回ったことで、自律反発狙いの買いが入り、下値は限定的となったようです。

今朝のNY市場が続落していることで、今日も軟調な相場となるのでしょうか。


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