米家計債務が過去最大の18兆ドルに|ガソリン価格が2週連続で下落
アメリカの家計債務が過去最大になり、延滞も増えているようです。
ガソリン補助額の縮小後、ガソリン価格は2週連続で下落。
株式市場は、トランプ大統領に振り回されていくのでしょうか。
アメリカの家計債務が過去最大に
景気が好調だと思われているアメリカですが、2024年10~12月期の家計債務残高が全体で18兆360億ドル(約2,800兆円)と前年同月比で3%増加し、2003年以降で過去最大となったようです。
30日以上返済が遅れた延滞率が4.14%と0.5ポイント上昇し、2020年以来の高水準となり、90日以上の深刻な延滞も0.28ポイント増えているようです。
消費が活発でも債務が多くなると返済が厳しくなり、さらに現在の高金利では今後も債務や延滞が増えていくのでしょうか。
ガソリン価格は2週連続で下落
資源エネルギー庁が毎週発表している、全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が1ℓ=184.5円と、前週から0.1円安くなり、2週連続で下落しています。
現在は政府の目安としている1ℓ=185円以下となっていますが、ガソリン価格が今後下がっていくことがあるのでしょうか。
トランプ関税見送りで3指数上昇
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に上昇。
ダウ平均株価は、342.87ドル高の44,711.95ドルと大きく反発して終わっています。
トランプ大統領が、特定の国に追加関税を課すとされていましたが、一転、貿易相手国に同水準の関税を課す相互関税の導入を支持する大統領令に署名したことで、インフレや貿易摩擦への警戒感が和らいだようです。
失業保険統計でも、失業保険申請件数が213,000件と市場予想を下回ったことも、景気の底堅さが確認できたのでしょうか。
日経平均、円安が進み3日続伸
昨日の日経平均株価は、497.77円高の39,461.47円と3日続伸となりました。
前日のNY市場が軟調な結果となっていましたが、逆に米連邦準備理事会(FRB)の利下げが見送られるとみられたことで、為替相場が円安・ドル高が進んだこともあり、買いが広がったようです。
今朝のNY市場が3指数共に大きく上昇していることを受けて、今日は40,000円台を目指すことができるのでしょうか。