2028年度の国債利払い16.1兆円と試算|欧米のGDP成長率減速が続く

時事

2025.01.31



財務省が2025年度の予算案を基に「後年度影響試算」を発表しました、

アメリカやEUでは国内総生産(GDP)成長率の減速が進んでいるようです。

株式市場は、今後景気への期待からか続伸となりました。

2028年度の国債の利払いが16.1兆円

財務省が、2025年度の予算案を基に歳出入の見通しをだす「後年度影響試算」を発表。

2028年度の国債の利払いの費用が16.1兆円と2025年度から1.5倍になる見通しを出しています。

この数字は経済成長が3.0%の時の試算になりますが、今後、海外のGDP成長率の減速から日本の成長は堅調になるのでしょうか。


欧米のGDP成長率が減速続く

アメリカの国内総生産(GDP)が2.3%増に

アメリカ商務省が発表した2024年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が前期比年率で2.3%増となったようです。
7~9月期からは0.8%の減速となっていますが、今後また持ち直してくるのか、減速が続くのでしょうか。

欧州連合のGDP成長率微増

欧州連合(EU)の2024年10~12月期の実質域内総生産(GDP)成長率が、速報値で前期比ゼロ%と横ばいだったようです。

年率では0.1%と微増となり、金融引き締めの影響で縮小が続いたようです。

ドイツやフランではマイナス成長となっているようで、今後は、再び緩和へのかじ取りとなるでしょうか。




NY株式市場、利回り低下でプラス

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発して終わっています。

米長期金利が低下していることで、ハイテク株にも買いが入っているようです。

ダウ平均株価は、168.61ドル高の44,885.72ドルで終わっています。

先日からのネガティブ要因が、和らいでいることで買いも広がっているようです。



日経平均、値嵩株の持ち直しで続伸で終わる

昨日の日経平均株価は、99.19円高の39,513.97円と続伸して終わっています。

前日のNY市場で、ハイテク株が売られたことで、日本市場でも売り先行で始まり、大手ハイテク企業の売りが相場を押し下げたようですが、売り後には持ち直しの買いが入り、プラスに転じたようです。

為替相場が円高・ドル安が進んでいることで、今日は売り圧力がどれくらいになるのでしょうか。


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