日本年金機構の理事長が「国民に信頼される組織に」とあいさつ
日本年金機構の大竹和彦新理事長が職員らに対する新年のあいさつで「国民に信頼される組織になるため、基幹業務の実績を積み上げてほしい」と呼びかけをしたようです。
公的年金は、以前、流用などによって信頼を大きく失ってきたという経緯もあり、年金が信頼されることが制度の維持に欠かせないと感じます。
制度自体は海外にもない、よい制度だと思いますが、信頼が必要ですね。
2023年11月の実質賃金、20か月連続で減少
厚生労働省が発表した2023年11月の毎月勤労統計調査によると、1人あたりの物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比3.0%減少となり、20か月連続でマイナスとなったようです。
ただ手取り額となる、名目賃金は前年同月比で0.2%増の288,741円と23か月連続でプラス。
円安や物価高に賃金が負けている状態が続いていることが分かります実質賃金がマイナスであれば、手取り収入が増えても支出もそれ以上に増えていることになり、家計が厳しくなってきます。
日経平均株価、1990年2月28日以来33年11か月振りの高値に
昨日の日経平均株価は、678.54円高の34,441.72円と3日続伸となり、1990年2月28日以来の33年11か月振りの高値で終わっています。
前日のNY市場でハイテク株の買いが優勢だったことで、日本市場でもハイテク株に買いが入り、朝方から上昇し、為替相場が円安・ドル高傾向になったことも、買い材料となり上昇幅を広げたようです。
実質賃金が20か月連続で減少していることも、日銀の金融緩和の長期化が意識されたようです。
NY市場、インフレ鈍化確認で買い
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に上昇。
ナスダックとS&P500は続伸、ダウ平均株価は、170.57ドル高の37,695.73ドルと反発で終わりました。
米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、インフレ鈍化を示し、企業業績は好調な結果になるという期待が高まっているようで、FRBの利下げが先送りになるという期待からの買いが膨らんだようです。
発表される消費者物価指数が市場予想を上回った時には、失望売りや利益確定売りも出やすくなると思われ、明日の相場は注目ですね。
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