米失業保険申請件数が3か月連続で減少
アメリカはインフレ抑制のために、金融引き締めを行い、政策金利の利上げを継続していますが、経済指標が悪化するものもありますが、米労働省から発表された1月8~14日の新規失業保険申請件数が前週から15,000件減少し19万件となったようで、市場予想を下回り3週間連続で減少が続いているようです。
大手IT企業の1万人規模の解雇も発表されていることで、今後の申請件数は増える傾向となるのでしょうか。
原油価格が1か月半振りの高値に
足元で下落となって落ち着きを見せていた原油価格ですが、中国がコロナ対策の緩和を行っていることで、中国経済の回復と共に原油需要の回復が期待されているようで、1か月半振りの高値に戻ってきているようです。
国際エネルギー機関(IEA)によると、2023年は世界の石油需要が過去最高となる見通しのようで、今後、再び原油価格の高騰が続くのでしょうか。
1月の電気代が過去最高に
東京での電気料金の標準モデルが前年から5割近く上昇し、過去最高となったようです。
これまでの原油価格の高騰や円安によって電気代も高騰しているようです。2月からは2割程度下がる見込みのようですが、再び原油価格が上昇していることで、今後も電気代などの高値が継続となるのでしょうか。
NY市場、失業保険申請件数の減少で、金融引き締め長期化意識
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続落しています。
ダウ平均株価は、252.40ドル安の33,041.57ドルと今年の上昇分を吐き出して終わった形となっています。
100ドル超えの下落の後に、買い戻しもありましたが、終了間近でさらに売りが加速し250ドルを超える下落となりました。
新規の米失業保険申請件数が3週連続で減少していることで、FRBの金融引き締めの長期化が強く意識され、売りが優勢となったようです。
次回会合からの利上げペース鈍化へ期待したいところですが、利下げの時期はまだ先となるのでしょうか。
日経平均株価、NY市場安、円高で反落
昨日の日経平均株価は、385.89円安の26,405.23円と26,500円を割り込んで終わりました。
前日のNY市場が大幅に下落していることや、為替相場が円高に振れたことで、売りが優勢となったようです。
前日に日銀の金融政策の維持が示されたことで、一時的な円安や株高になったことで、利益確定売りも多くなったのでしょうか。
今朝のNY市場が続落していることで、週末の日経平均の相場もネガティブとなるのでしょうか。
コメント