1年後の物価9.7%上昇と予想
日銀が調査した2022年12月の生活意識に関するアンケートで、1年後の物価がどうなるかという具体的な数字を聞くアンケートで、平均値が9.7%の上昇と過去最高を更新したようです。
前回の2022年9月の調査では8.5%、前々回の2022年6月の調査では8.3%とほぼ横ばいであったのに対して、大きく上昇するとみる人が増えたようです。
中央値も前回は5%だったようですが、今回は10%に倍増して、1年後の物価が上昇するとみる傾向が強くなったようです。
世界経済成長1.7%に減速予想
世界銀行が2023年の世界経済の実質成長率見通しを前回の3.0%から1.7%に大幅下方修正しました。
現在の高インフレとインフレに対する利上げにより、世界経済の景気後退へ警戒感が強くなっているようです。
特に注目されるアメリカも現在の高インフレは落ち着きを見せてきているものの、今後の景気後退への不安の意見も多く見受けられるようになりました。
2022年11月の景気一致指数が3か月連続で下落
内閣府発表の、2022年11月の景気動向調査では、足元の経済状況を示す一致指数が前月比0.5ポイント低下し99.1となったようです。
下落は3か月連続となり、物価上昇で消費意欲が落ち込んでいるようです。
景気の基調判断は「改善を示している」と判断を10か月連続で据え置いていますが、実情では改善が鈍化してくるのかもしれません。
NY市場、3指数共に続伸
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸しています。
先日からFRBの金融引き締めが和らぐという見方が広がり、株式市場に買いが優勢となっているようです。
ダウ平均株価は、268.91ドル高の33,973.01ドルで終わっています。
12日に発表される米消費者物価指数(CPI)を前に、期待の買いが多くなっていますが、CPIの結果で買いが加速するのか、失望の売りが出るのか注目の日となります。
日経平均株価、2週間振りの高値水準に
昨日の日経平均株価は、4日続伸となる279.44円高の26,446.00円で終わっています。
これまでの上昇で利益確定売りも多く出そうでしたが、前日のNY市場の上昇や中国の経済正常化への期待が多く、買いが優勢となったようです。
依然としてNY市場は金融引き締めが和らぐ見方が多く続伸しましたが、今日の日本市場は買い先行後は利益確定売りが強くなるのでしょうか。
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