FOMC利上げ幅予想通りでも市場は反落
注目されていたFOMCが終了しました。パウエルFRB議長が会見を行い、今回の利上げ幅を予想通り0.5%としました。
予想通りで安心感が広がると思いましたが、ターミナルレートという最終目的利率が2023年末で、前回の中央値4.6%から5.1%と0.5%上昇したことが、今後の景気引締めの長期化が意識され、株式市場では売りが多くなったようです。
2024年末のターミナルレートは4.1%と利下げとなることで、今後の消費者物価指数の安定への期待が高まります。
ガソリン価格2週連続値上がり
資源エネルギー庁が毎週発表している全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が1ℓ=168.2円と前週から0.1円高くなったようです。
原油価格は下落しているようですが、国内で冬になり灯油などの需要が高まったからでしょうか。
値上がりは2週連続となりましたが、今後は再び上昇傾向となるのでしょうか。
NY市場、予想通りの利上げでも反落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落。
ダウ平均株価は、142.29ドル安の33,966.35ドルと34,000ドルを割り込んで終わっています。
FOMCで市場予想通りの0.5%の利上げが決まり、安心感が広がるかと思いましたが、2023年末の目標利回りを5.1%と前回から0.5%引きあがったことで、今後の金融引き締めの長期化が意識され、今後の景気鈍化への警戒感が高まったようです。
今後の経済指標の結果がどれくらい落ち込みを見せるのか注目です。
日経平均株価、28,000円台を回復も
昨日の日経平均株価は、201.36円高の28,156.21円と28,000円の壁を越えて続伸となりました。
注目されるFOMCを前に、11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、日本市場も警戒感が和らいだようです。
ただ、今朝のNY市場がFOMCの結果を受けて下落していることで、日本市場にも売り先行で始まるのでしょうか。
先日から大きく為替相場が円高になっていますが、アメリカとの金利差が広がる中、再び円安となるのでしょうか。
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