GPIF年金運用70兆円の上振れリスク|5月の実質消費支出が2カ月振りのプラスに
GPIFの年金運用が70兆円の上振れリスク
年金積立金管理運用独立行政法人(GPI)が2024年度の業務概況書を発表。
2024年度の運用収益額は1兆7334億円となり、累計収益額は155兆5311億円、2001年からの運用利回りは4.20%となっているようです。
資産運用は想定利回りのリスクがありますが、現在では70兆円規模の上振れリスクとなっているようです。
こういった上振れリスクの時には、上振れた資産を資産配分が崩れに対して修正していくリバランスが大切です。
年金運用は、こういった作業も行うので安定運用が実現できることになります。
5月の実質消費支出が2カ月振りのプラスに
総務省が発表した5月の家計調査によると。2人以上の世帯の額面の消費支出は316,085円となり、物価上昇の影響を除いた実質では前年同月比4.7%増と、2カ月振りに実質でもプラスとなったようです。
勤労世帯の実収入は522,318円と名目にあたる額面で4.4%増、実質は持ち家の帰属家賃を除くベースで0.4%増と収入は僅かにプラスだったようです。
昨今の物価上昇が少しずつ落ち着いてくれば、今後の実質消費支出がマイナス、実質収入がプラスになっていくのでしょうか。
子育て世帯の母親就業が過去最高
厚生労働省が2024年の国民生活基礎調査を発表。
18歳未満の子どもがいる世帯で、母親が仕事をしていると回答した世帯が80.9%と前年から3.1ポイント上昇したようです。
2004年以降で最も高くなり、初めて80%台に乗ったようです。
物価上昇により、支出が増えたことで、母親の就業が伸びたのでしょうか。
日経平均株価、40,000円の壁に押され小幅続伸
昨日の日経平均株価は、24.98円高の39,810.88円と小幅に続伸となりました。
日本株に海外投資家からの買いが入ったとみられているようです。
前日のNY市場で、ハイテク株の買いが入り、ナスダックとS&P500が過去最高値を更新したこともあり、日本市場も半導体株に買いが入ったようですが、トランプ関税に関する先行き不透明感が払しょくできていない状態で、40,000円の壁は厚かったようです。
週明けは、4日のNY市場が休場のため、方向感が乏しくなりますが、半導体株の買いが継続するでしょうか。