トランプ関税、ベトナム20%で合意でも|ガソリン店頭価格が2週連続で上昇
ベトナムがアメリカと相互関税合意
期限が迫っているトランプ関税で、海外の動きが出始めていますね。
ベトナムと相互関税で話し合いが行われ、トランプ大統領は自身のSNSで「ベトナムと貿易交渉で合意した」と投稿されたようです。
ただ内容は、ベトナムからの輸入に関しては、50%から20%に半分以下に下げているのですが、アメリカからベトナムへの輸入品に関しては無関税となるようです。
先進国から新興国への対応とは思えないのではないのでしょうか。
ガソリン店頭価格、中東情勢の影響続く
資源エネルギー庁が毎週発表している全国平均のレギュラーガソリン店頭価格が、1ℓ=174.2円と前週から1,4円高くなり、2種連続で値上げりとなりました。
先週に引き続き中東情勢の悪化により、原油価格が高騰していることが影響しているようです。
現在も補助が1ℓ=10円出ていますが、来週は1ℓ=175円を超えてしまうのでしょうか。
NY株式市場、前日と反対の動きでダウ反落
今朝終わったNY株式市場は、前日の動きと逆の動きとなり、ハイテク株の割合の高いナスダックとS&P500は反発、ダウ平均株価は反落となりました。
ダウ平均株価は、10.52円安の44,484.42円で終わっています。
朝方発表されたADP前米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が前月から33,000人の減少と市場予想の10万人増に反して減少したことで、先行き不安が高まったようです。
ただベトナムとの貿易交渉が合意に至ったことが広まると安心感が戻ってきたようで、ハイテク株への買いが広がったようです。
日経平均株価、NY市場受け半導体株に利益確定売り
昨日の日経平均株価は、223.85円安の39,762.48円と続落で終わっています。
前日のNY市場がハイテク株の利益確定売りが広がったことを受けて、日本市場でも半導体株やゲーム株に利益確定売りが広がったようです。
40,000円台まで急伸した後とあり、利益確定売りが続いたようです。
ベトナムとアメリカの貿易交渉が合意となりましたが、日本では「30%か35%が我々が決める数値に応じて支払ってもらう」とトランプ大統領が発言したことで、相場の重しになったようです。
横暴なトランプ大統領の言動に翻弄される状況が続きます。