5月の街角景気が5カ月振りの改善に|1~3月期の国内総生産(GDP)改定値0.0%減

時事

2025.06.10

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5月の景気ウォッチャー調査が5カ月振りに改善

内閣府が発表した景気ウォッチャー調査(街角景気)では、現状判断指数が前月から1.8ポイント上昇して44.4と5カ月振りの上昇となったようです。

ただ好不況を判断となる50は下回っています。

基調判断は「このところ回復に弱さがみられる」と前回調査から据え置かれています。

トランプ関税に関する不安が和らいでいることで、心理状態が改善されているようです。


1~3月期の国内総生産改定値が0.0%減に

内閣府が1~3月期の国内総生産(GDP)の改定値を発表。

物価変動の影響を除いた実質で前期から0.0%減、年率換算で0.2%減と速報値から上方修正となりました。

GDPの過半を占める個人消費が、前期比0.0%増から0.1%増になったようです。

NY株式市場、ダウは引けにかけて売りに押される

今朝終わったNY株式市場は、ハイテク株の割合の高いナスダックとS&P500は続伸。

ダウ平均株価は、1.11ドル安の42,761.76ドルと小幅に反落となりました。

雇用統計などの結果が良かったこともあり、ダウ平均株価は高値で推移する場面も多かったのですが、引けにかけて株高を意識した利益確定売りが優勢となり、小幅反落で終わっています。

今後もトランプ大統領の言動に翻弄される場面が多いのかもしれませんが、実経済悪化とならないことを願うばかりです。



日経平均株価、NY市場の結果を受けて続伸

昨日の日経平均株価は、346.96円高の38,088.57円と5月29日以来となる38,000円台を回復して続伸しています。

先週末のNY市場が雇用情勢の底堅さを受けた上昇だったことで、日本市場にも安心感が広がったようです。

今朝のNY市場がダウが反落していますが、為替相場が1ドル=144円台後半まで円安・ドル高が戻っていることで、3日続伸になれるのでしょうか。


吉野裕一

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吉野裕一 吉野裕一

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