4月の景気動向指数が2カ月連続で低下|4月の実質消費支出が2カ月振りのマイナスに
4月の景気動向指数が2カ月連続で低下
内閣府が発表した4月の景気動向指数は、一致指数で前月から0.3ポイント低下の115.5となり、2カ月連続で低下しました。
基調判断は、「下げ止まりを示している」と据え置かれました。
2~3カ月先の景気を示す先行指数は前月から4.2ポイント低下の103.4と3カ月連続で下がっています。
物価高やトランプ関税による消費者態度指数の低下が要因になっているようです。
4月の実質消費支出が2カ月振りのマイナスに
総務省が発表した4月の家計調査では、2人以上世帯の消費支出が325,717円と、名目では4.0%の増加となりました。
物価変動の影響を除いた実質では前年同月比で0.1%の減少と2カ月振りのマイナスとなりました。
勤労世帯の実収入は589,528円と名目では4.1%増えていますが、物価上昇には追いついていない状況が続いています。
NY株式市場、雇用統計改善で3指数共に反発
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発。
ダウ平均株価は、443.13ドル高の42,752.87ドルと3日振りの反発となりました。
5月の雇用統計が発表され前月から139,000人の増加と市場予想の125,000人を上回ったことや前日に大きく売られたテスラ社を採用しているS&P500やナスダックもテスラ社の買戻しもあり反発。
また問題発言の後にベッセント財務長官が火消しする状況は続き、9日には米中閣僚級協議が開かれるようです。
日経平均株価、円安や米中関税戦争緩和期待で反発
昨日の日経平均株価は、187.12円高の37,741.61円と反発して終わっています。
前日のNY市場が下落していたことを受けて、売り先行で始まりましたが、為替相場が再び円安・ドル高に進んだことで買戻しが入ったようです。
米雇用統計の発表前だったこともあり、上値が伸び悩んだようです。
今朝のNY市場が雇用統計の結果が良かったことで反発しているので、週明けの日本市場も買い先行で始まるのでしょうか。