実質賃金が3年連続でマイナス|株式市場は、不安定な相場が続く
2024年の実質賃金は3年連続マイナス
厚生労働省が2024年度の毎月勤労統計調査の結果を発表。
物価変動の影響を除いた実質賃金が前年度から0.5%減少し、3年連続でマイナスとなったようです。
現金支給額の名目賃金は283,070円と前年度より2.1%の増加となっていますが、物価上昇の影響が大きく実質ではマイナスになったようです。
前年度のマイナス幅の2.2%からは縮小しています。
NY株式市場は、失業者数少なく期待
今朝終わったNY株式市場は、ナスダックとS&P500は3営業日振りに反発。
ダウ平均株価は、米新規失業保険申請件数が市場予想の23万件より少ない、227,000件だったことで買いが優勢な場面もありましたが、取引終了にかけて売りが優勢となり、1.35ドル安の41,859.09ドルと小幅に3日続落で終わっています。
米長期金利が上昇した後に債権に買いが入り、金利が前日を下回ったことで株式に買戻しがはいったのもあるようですが、トランプ減税の恒久化が減税法案を可決したことで、財政赤字の拡大が意識されたことも売り要因となったようです。
日経平均株価、前日のNY市場受け続落
昨日の日経平均株価は、313.11円安の36,985.87円と37,000円台を割り込んで続落しています。
前日のNY市場が財政悪化への不安が高まり下落したことを受けて、日本市場も売りが広がったようです。
為替相場が、米国の財政悪化不安でドルが売られたことで、円高・ドル安が進んだことも売りにつながったようです。
今朝のNY市場が、ナスダックとS&P500は反発していることや、37,000円の節目を割り込んだことで、今日は反発への期待があるのでしょうか。