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8月の実質賃金と実質消費支出が減少
8月の実質賃金が3カ月振りのマイナスに
厚生労働省が発表した、8月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比で0.6%の減少となり、3カ月振りのマイナスとなったようです。
現金給与総額の名目賃金が3.0%増の296,588円と上昇していますが、物価上昇が大きくなったことが要因で実質はマイナスとなったようです。
8月の実質消費支出が2カ月振りのマイナスに
総務省が発表した8月の家計調査によると、2里以上世帯の消費支出は297,487円と前月から減少しました。さらに物価変動の影響を除いた実質消費支出も前年同月比で1.9%減少し、2カ月振りのマイナスとなったようです。
台風の影響などで自動車の販売店の休業や、行楽へ出かける人が減少したことが要因にもなっているようです。
半年後の景気後退確率が77.6%に上昇
民間が8月の景気後退確率を発表しました。
半年後に景気後退する確率が77.6%と7月発表から1.5ポイント上昇しました。
国内の物価上昇や金利上昇が今後の経済へどう影響していくでしょうか。
NY株式市場、期待が戻り3指数反発
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発して終わっています。
ダウ平均株価は、126.13ドル高の42,080.37ドルと42,000ドル台を超えて反発しています。
地政学リスクへの警戒感が燻ぶっていますが、アメリカの経済が悪くなることが避けられるという期待が買いを広めたようです。
日経平均株価、米株安や米金利上昇で4日ぶりの反落
昨日の日経平均株価は、395.20円安の38,937.54円と4営業日振りの反落となりました。
前日に40,000円目前まで来ましたが、足元の上昇と前日のNY市場の下落を受けて、日本市場も売りが広がったようです。
アメリカの金利上昇もあり、為替相場が円安傾向となっていることで、相場の支えとなるのでしょうか。