低所得世帯に10万円給付｜株式市場、金融引き締め警戒貯まる

2023.10.27

4万円減税に加え低所得世帯には7万円給付

昨日、政府が1人あたり4万円の所得税減税を発表しましたが、現在の物価高などの対策として低所得世帯に対して、現在の3万円給付に加えて、7万円を追加し10万円の給付とすることが発表されました。

4万円減税は扶養家族も対象となるようで、4人世帯であれば16万円の所得税の減税となるようです。

7万円給付は生活保護世帯や所得が低い非課税世帯になるようです。

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に大幅続落となりました。

朝方発表された7~9月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）の速報値が前期比年率換算で4.9%増と4~6月期の2.1%増から高まり、市場予想の4.7%も上回ったことで、今後のＦＲＢによる金融引き締めがさらに意識されたようです。

ダウ平均株価は、251.63ドル安の32,784.30ドルと続落となりました。長期金利が一時低下したことで、株式に買いが入ったようですが、勢いは弱かったようです。

これでさらにＦＯＭＣの次回会合が注目され、今回の利上げを決定したＥＣＢと反して、利上げの可能性も出てきたのでしょうか。

昨日の日経平均株価は、668.14円安の30,601.78円と大幅に反落しました。

前日のNY市場が下落していたことで、日本市場にも半導体関連株の売りが多くなったようです。下げは一時700円を超える場面もあったようですが、僅かに買い戻しも入ったようです。

ただ、今朝のNY市場が続落となっていることで、今日は30,000円を割り込む可能性も出てきたのでしょうか。