ECBが予想通り0.5%の利上げでマイナス金利終了に
欧州中央銀行(ECB)が理事会で、政策金利を0.5%引き上げることを決めました。
利上げは11年振りとなり、上げ幅は2000年以来の22年振りの大きさになります。
主要政策金利は0%から0.5%の引き上げに、銀行がECBに預ける預金金利はマイナス0.5%から0%に引き上げられ、マイナス金利が終了することになります。
EU圏内でもインフレが過去最高の8%超えとなったことで、金融引締めが加速して様です。
ガソリン価格、3週連続で低下
資源エネルギー庁が発表した19日時点の全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が前週に比べて1.3円安くなり1ℓ=171.4円と3週連続で低下したようです。
ガソリン補助金は36.9円で、抑制効果は35.5円だったようです。次の補助金は36.6円となり、原油価格が低下していることで補助金も減少していくようです。
原油の増産を打診しましたが、今後の増産は厳しいとの意見もあり、今後の原油価格の動向にも注目したいですね。
日銀の金融政策決定会合で、金融緩和維持継続に
昨日、日銀の黒田総裁が金融政策決定会合を終え、記者会見を行いました。
決定会合では、現在の大規模な金融緩和策を現状では維持していくこととなったようです。
海外では急速なインフレによって、利上げが進んでいますが、この点に関して、黒田総裁は「全くない」と現在は利上げを考えていないことも示しました。
2022年度の消費者物価指数の上昇率見通しも前年度比で2.3%に引き上げられたものの海外と比べるとまだ高インフレとはいえず、年内の利上げは考えづらい状況なのでしょうか。
NY市場、市場予想を上回る企業決算で続伸
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に3日続伸で終わりました。
ダウ平均株価は、162.06ドル高の32,036.90ドルと32,000ドルを回復。
前日の大幅高の後で、利益確定売り先行で始まったようですが、市場予想を上回る企業決算が多くあり、リスクオフムードも戻ってきているようです。
アメリカのインフレもピークを越えたという見方が多くなり、今後は、金融引締めへの過度な警戒感も収まってきて、景気回復が意識された相場となるでしょうか。
日経平均株価、金融緩和継続で、買いが優勢に続伸
昨日の日経平均株価は、122.74円高の27,803.00円と6日続伸で終わっています。
前日までの上昇で、利益確定売りも出やすい時合いが続いていますが、日銀の決定会合で金融緩和策の維持が示されたことで、国内景気への安心感も広がったようです。
今日はNY市場が続伸で終わっていることで、日本市場も買い意欲が高まる可能性が高いのでしょうが、週末金曜日で利益確定売りとどちらが優勢となるでしょうか。
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