FOMC利上げ見送り、年内2回の利上げ
注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)が終わり、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が記者会見で、6月の利上げを先送りし、年内に2回の利上げを実施するという内容の記者会見を行いました。
現在はインフレも抑制されてきていることが確認できていますが、やはり、海外の再利上げなどを見て、今後、利上げを止めて利下げが意識されると再びインフレが起こるという見方がもあるのでしょうか。
年金支給開始、マクロスライドで目減り
厚生労働省が支給する令和5年度の年金がはじまります。
今年度の年金支給額は国民年金で66,250円、厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎を含む標準的な年金額)で224,482円となり、前年度からそれぞれ、1,343円、4,889円と増加となりますが、マクロスライドが発動したことにより、国民年金で300円程度、厚生年金で1200円程度の目減りとなります。
昨年度からの物価上昇が大きくなっていますが、年金額は物価上昇と連動しないことになります。
NY株式市場、利上げ見送りでも年内0.5%の利上げで失望売り
今朝終わったNY株式市場は、3指数まちまちで終わっています。
ハイテク株の多いナスダックとS&P500は売りが優勢の場面もあったようですが、買いが巻き戻し続伸で終わっています。
ダウ平均株価は、232.79ドル高の33,979.33ドルと34,000ドルを割り込んで終わりました。
注目されたFOMCで、利上げの見送りが決定しましたが、年内に2回の利上げを検討していることが伝わり、これまでの急伸の後ということもあり、利益確定売りと合わせて失望売りが多くなったようです。
年内2回の利上げで0.5ポイントの利上げが示された中で、今後の相場はどう動いていくのでしょうか。
日経平均株価、33,500円台を回復
昨日の日経平均株価は、483.77円高の33,502.42円と33年振りの高値水準を更新して4日続伸となりました。
前日のNY市場の上昇や海外投資家の買いが継続していることで、4日続伸となっています。
ただ、今日はFOMCで利上げ見送りが決まりましたが、失望売りも入り、ダウ平均が反落していることが日本市場に影響してくるのでしょうか。
利上げ見送りがされたことでハイテク株には買いが入っていることにも注目です。
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