「103万円の壁」物価連動案でも1兆円の減収|基礎年金を3割底上げ案

年金

2024.11.26



「103万円の壁」最低賃金ではなく物価連動でも1兆円の税収減

現在、注目が集まっている年収「103万円の壁」について、国民民主党は1995年からの最低賃金の上昇率を勘案した178万円に引き上げるように要請していますが、与党内では物価連動で調整する案が持ち上がっています。

しかし非課税枠を引き上げることによる減収をどうするかも検討する必要があり、仮に物価連動で引き上げたとしても1兆円の減収となるようです。



基礎年金3割底上げ案を提示

厚生労働省の社会保障審議会年金部会で、基礎年金の給付水準を底上げする改革案が提示されたようです。

現在は物価連動ではなく、マクロ経済スライドが採用されていることで、物価の変動より小さい上昇率となり、年金の給付水準が減額となっていく制度ですが、2057年の現行制度の調整終了予定念を2036年に短縮して3割の底上げとする案になるようです。


NY株式市場、長期金利低下でダウ過去最高値更新

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸。

ダウ平均株価は、440.06ドル高の44,736.57ドルと大幅続伸。

長期金利が低下したことや、トランプ次期大統領が新政権の財務官庁にスコット・ベッセント氏を指名したことで、経済が底堅さを保ちつつ債務膨張が抑えられるという期待が高まったことで買いが広がったようです。

債券価格の上昇で、長期金利が低下し、ハイテク株の割合の高いナスダックとS&P500も3日続伸となっています。

日経平均、前週のNY市場の結果を受け続伸

昨日の日経平均株価は、前週末のNY市場の上昇を受けて、幅広く買いが入ったようで、496.29円高の38,780.14円と大きく続伸しています。

今朝のNY市場も財務長官が指名されて大きく続伸していることで、今日の日本市場にも買いが広がっていくのでしょうか。


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