社会保険料、労使折半見直し|バイト時給が初の1,200円台に

時事

2024.11.16



厚生年金保険料の労使折半ルール見直し

現在は所得税の非課税上限の「103万円の壁」が注目されていますが、その上の「106万円の壁」にも注目が集まってきています。
2024年10月から従業員51人以上のパート・アルバイトの人が自ら社会保険に加入する年収基準が106万円となっていることで、負担に感じる人が増えることが考えられています。

そこで、厚生労働省が現在の企業と従業員が50%ずつ負担する厚生年金保険料のルールの見直し、労使合意で従業員の負担割合を減らせる案を示したようです。


バイト時給が初の1,200円台に

民間企業が発表した10月のアルバイト・パートの募集時平均時給が、三大都市圏で前年同月比35円高くなり1,212円と、2カ月連続で過去最高を更新して、初めて1,200円台になったようです。

人手不足や最低賃金の引き上げが影響したようですが、4年半で100円上がったようです。


GDPが2四半期連続でプラス成長

内閣府が発表した7~9月の国内総生産(GDP)速報値では、物価変動の影響を除いた実質で、前期比0.2%増、年率換算0.9%増と、2四半期連続でプラス成長となったようです。

特に個人消費が全体を押し上げようです。

FRBの利下げへの考えが株式相場を動かす

NY株式市場、利下げに慎重姿勢で売り

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続落で終わりました。

10月の小売売上高が発表され、市場予想を上回る前期比0.4%増となったことで、米連邦準備委員会の高官に、利下げを慎重に進めると考えが増えたことで、警戒感が高まったようです。

パウエルFRB議長も利下げペースについて慎重に判断することを示したことで売りが広がり、ダウ平均株価は、305.87ドル安の43,444.93ドルと続落で終わりました。


日経平均株価、アメリカの利下げ慎重姿勢で反発

昨日の日経平均株価は、107.21円高の38,642.91円と4日振りの反発で終わっています。

日本市場では、FRBの利下げへの慎重姿勢が、円売り・ドル買いに流れたことで、為替相場が1ドル=156円台後半となったことで、輸出関連株への買いを誘ったようです。
また半導体関連株も買われて、一時は500円超えの場面もあったようですが、39,000円に近づくと利益確定売りも出たようです。


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