「106万円の壁」撤廃に|iDeCoの掛け金拠出70歳未満に

セカンドライフ

2024.11.09



「106万円の壁」を撤廃する方向に

現在、「103万円の壁」で議論が始まっていますが、厚生労働省は2024年10月から従業員51人以上の企業に勤めるアルバイトやパートの収入が年収106万円以上(月額88,000円以上)で要件を見たいしているときに社会保険に自身で加入するようになるように改正したばかりですが、2025年の税制改正で、「106万円の壁」要件を撤廃する方向のようです。

足元の最低賃金の上昇で週20時間以上働くという要件で、週20時間程度働いても年収106万円を超えるケースが増えたことが背景のようです。


iDeCoの掛け金拠出70歳未満に引上げに

現在、自営業などの第1号被保険者が個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する場合に、要件を満たせば65歳まで掛け金を拠出することができますが、この65歳を70歳未満までに上げる方向で、厚生労働省が制度を見直すようです。

会社員が上乗せでiDeCoに加入することはできますが、自営業や専業主婦の場合は、基本的に公的年金に加入できるのが60歳までで、65歳までは任意加入ができるケースもありますが、自営業者や専業主婦などの今後の対応がどうなっていくのかも注目です。


電気・ガス補助再開、ガソリン補助は延長

10月で電気とガス料金と補助金が打ち切られましたが、政府は再開の方向で調整しているようです。

また現在も出されているガソリン補助金も年内まででしたが、延長が決まったようです。

原油高、円安などでエネルギー料金が高い価格で推移していますが、これが常となると補助金がいつまで継続になるのかも注目です。


9月の実質消費支出が2カ月連続でマイナス

総務省が9月の家計調査の結果を発表しました。

2人以上世帯の消費支出が287,963円と物価変動の影響を除いた実質では、前年同月比1.1%の減少と2カ月連続でマイナスとなったようです。

勤労者世帯の実収入が1.6%減少し、非消費支出を除いた手取りにあたる可処分所得も1.8%減と、ともに5カ月振りにマイナスとなったようです。


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