年金運用が順調|株式市場、景気後退不安で大幅下落、日経平均史上2番目

時事

2024.08.03

目次

GPIFの運用成績3四半期連続プラス

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2024年4~6月期の運用成績を発表し、3四半期連続でプラスとなる8兆9732億円のプラスだったようです。

円安・ドル高や国内外の株式市場が好調だったこともあり、収益率は4~6月期で3.65%となったようです。

特に外国株や債券が押し上げ要因となったようです。

年金の積立金が過去最高の255兆円に

厚生労働省が発表した、2023年度の公的年金の出資決算で、厚生年金と国民年金の積立金が時価ベースで255兆5650億円となったようです。

株高などにより、運用が好調で、2022年度から47兆5740億円増え、過去最大となったようです。

NY株式市場、景気後退へ不安高まり大幅続落

今朝終わったNY株式市場は、7月の米雇用統計で失業者数が市場予想以上に増えたことで、今後の景気後退への不安が高まったようで、3指数共に大幅続落。

ダウ平均株価は、610.71ドル安の39,737.26ドルと40,000ドルを割り込んで終わっています。一時は1,000ドルに迫る勢いで下落する場面もあったようです。

日経平均、史上2番目の下げ幅

昨日の日経平均株価は、2216.63円安の35,909.70円と2020年3月13日以来のコロナが広がった時以来の下げ幅となり、およそ半年振りの水準となりました。

下げ幅は史上2番目の大きさで、前日のNY市場が大きく下げたことや日米の金利差を意識した円高進行が大きくなったことで、下げ幅を拡大させたようです。

今回の下げが一時的なものが、パニック売りが起きるのか週明けからの動向が気になりますね。

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