8月の実質賃金が11ヵ月連続でマイナスに
厚生労働省が発表した8月の毎月勤労統計で、1人当たりの物価を考慮した実質賃金が前年同月比で2.5%のマイナスとなり、17か月連続でマイナスとなったようです。
マイナス幅は前月から0.2ポイント縮小しましたが、依然として物価高の影響で賃金の減少が続いています。
名目では366,845円と前年同月比で1.2%の増加となっていますが、昨年よりも物価が高くなっているのが伺えます。
8月の消費種出はマイナス幅縮小で6か月連続でマイナスに
総務省が発表した8月の家計調査では、2人以上の世帯の消費支出が293,161円となり、物価を考慮した実質で前年同月比2.5%の減少となったようです。
マイナスは6か月連続となり、物価上昇で実質の賃金も減少し、支出を抑える動きは続いているようです。
日銀も長期国債の金利を引き上げたことで、今後も物価上昇への意識も必要なのでしょうか。
NY株式市場、雇用者数が多く売り先行でも反発
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発。
ダウ平均株価は、288.01ドル高の33,407.58ドルで終わりました。
9月の雇用統計が発表され、市場予想の17万人増を大きく上回ったことで、今後の金融引き締めの長期化が意識された売りが先行しましたが、長期金利が一服したことで、買い戻しが優勢となったようです。
雇用統計の内容で、平均時給が市場予想よりも伸び率が下回ったことでインフレへの警戒感も和らいだようです。
日経平均株価、前日の反発とNY市場の下落で反落
3連休前の昨日の日経平均株価は、80.69円安の30,994.67円と反落で終わっています。
前日のNY市場が下落したことを受け、売りが優勢となったようです。また前日に大きく反発していたことで、一時的な利益確定売りも多くなったようです。
今朝のNY市場が反発していますが、日本では今日から3連休となり、連休明けはNY市場の後に始まることで週明けのNY市場の動向も気になります。