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相次ぐ銀行破綻、今後も続くか
先日、ベンチャー企業との取引の多いシリコンバレーバンクが破綻しましたが、さらに暗号資産企業の融資が多いシグネチャーバンクが経営破綻したようです。
FRBは、本来、25万ドル(約3,300万円)が保護の対象となりますが、異例の全額保護が決まったようです。
この決定で、金融混乱がなければ良いのですが、まだ他の銀行の破綻があるか注目です。
日銀がETF700億円買い入れ
アメリカの銀行破綻が相次ぎ、日本でも警戒感が高まっているようです。
日銀は日本市場の大幅下落を受け、ETFを701億円買い入れしたようです。また安全資産として日本の国債が注目され、海外投資家から日本国債の購入が進み、日本の長期金利の低下、為替相場が1ドル=133円台まで円高が進みました。
NY株式市場、ダウは5日続落、ナスダック反発
今朝からNY市場は夏時間となり、日本時間の5時に取引終了となります。
今朝終わったNY株式市場は、3指数まちまちで、ハイテク株の比率の高いナスダックは、FRBの利上げの一時休止の可能性が意識され、長期金利の低下から反発となりました。
ダウ平均株価とS&P500は続落。ダウ平均株価は、90.50ドル安の31,819.14ドルと5日続落で終わっています。
シリコンバレーバンクの破綻に次いで、シグネチャーバンクの破綻を受け、警戒感が高まったようです。
今後の市場への影響がどれくらいのものになるのか注目となります。
日経平均株価、28,000円割れで続落
昨日の日経平均株価は、前日のNY市場がシリコンバレーバンクの破綻を受けて、大幅下落したことで、日本市場も売りが優勢となりました。
しかしその裏で日銀がETFを701億円買い入れたことで、下値を支えて311.01円安の27,832.96円と28,000円を割り込んで続落して終わっています。
リスク回避で、日本の国債に資金が流入しているようで、国債金利の低下、為替が円高となって、今後は日本市場にも不安が広がるのでしょうか。