1月の消費支出3か月連続でマイナスに
総務省が1月の家計調査を発表したました。
この調査によると2人以上の世帯の消費支出が301,646円となり、物価変動の影響を除いた実質で前月から0.3%減少し、3か月連続でマイナスとなったようです。
教養娯楽費や宿泊料などは大きく増えていますが、家具・家電や家庭用耐久財や室内装備・装飾品などは消費が抑えられたようです。
全国旅行支援の影響で旅行などへの支出は増えていますが、物価高などで家庭用耐久財など消費が抑えられてきていますね。
シリコンバレーバンクが経営破綻、FRBが緊急調査
米銀シリコンバレーバンクが保有する債券などの売却損を出していたことで、預金者が預金の引き出しが広がり、経営破綻したようです。
また金融環境が悪化していたことでベンチャー企業の預金引き出しが増加していたようです。
米連邦預金保険公社(FDIC)が、SVBを管理下に置き預金を保護する措置が取られています。
SVBの破綻を受けてFRBは通常3か月に1回行っている調査、緊急で行ったようです。
他の銀行にも同じようなことが起きていれば、市場はさらに混乱しそうです。
NY株式市場、SVB破綻を受けて、続落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に大きく続落。
ダウ平均株価は、345.22ドル安の31,909.64ドルと4日続落となりました。
SVBの破綻により、FRBが緊急調査を行ったことで、他の銀行にも同じようなことがあれば、市場はさらに混乱する可能性が出てきました。
これまでFRBがインフレ抑制で景気を抑える対策をとっていましたが、このことで、経済の急ブレーキとなるのでしょうか。
日経平均株価、6日振りの反落
昨日の日経平均株価は、479.18円安の28,143.97円と6日振りの反落となりました。
前日のNY市場が大幅に下落したことを受けて、日本市場にも不安が広がったようです。また5日続伸していたことや1ドル=137円台になっていたのが円高に進んだことも利益確定売りを優勢にしたのでしょうか。
2022年12月22日以来の大きな下げ幅となりました。
アメリカで銀行の破綻により、NY市場が大きく下げていますので、週明けも売り圧力が強くなりそうです。