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10月の失業率、求人倍率が低下
総務省が発表した10月の労働力調査では、完全失業率が2.7%となり、前月から0.1ポイント低下し、3ヶ月振りの低下となったようです。
失業者数は減少していますが、就業者数も3ヶ月連続で減少し、働いていない非労働力人口が増加しているようです。
また厚生労働省が発表している10月の有効求人倍率は前月比で0.01ポイント低下、有効求職者数が伸び、有効求人数の伸びを上回ったことで、有効求人倍率が低下したようです。
現在の脅威を与えているオミクロン株が今後、どれだけ影響してくるかも注目です
1人暮らしの世帯が5年前から14.8%増
総務省が発表した2020年の国税調査では、全国の1人暮らし世帯が世帯全体の38.0%を占め、なかでも単身高齢者が5年前より13.3%増の671万6806人となったようです。
高齢化により夫婦のどちらかが先に他界されて単身世帯となるケースも多いと思います。しかし、現在の現役世代でも単身世帯が増えていることで、今後の単身世帯の増加がどれくらいの規模になるかも注目です
日経平均株価、自律反発よりオミクロン株への不安大
昨日の日経平均株価は、462.16円安の27821.76円と3日続落となり、28000円を割り込みました。
前日までに1200円程度の下げがあったことで、買い先行で始まりましたが、オミクロン株への先行き不透明感が強まったようです。
水際対策として、全世界からの渡航者の受け入れを禁止したことで、経済回復への不安が高まったようです
NY市場、オミクロンよりテーパリング
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落となりました。
前日はバイデン大統領のオミクロン株への対応に対する発言で安心感が広がりましたが、今日は、パウエルFRB議長が米議会証言で「テーパリング(量的緩和縮小)を2~3ヶ月早く終えるのを検討することが適切だと思う」と述べたことで、金融引き締めも意識されたのか幅広く売りが出たようです。
ダウ平均株価は、652.22ドル安の34483.72ドルと大幅に下落しています。
今日はテーパリングとオミクロン株への警戒感が強まってしまいましたが、今後は経済停滞か経済回復かの見極めになってくるのでしょう