注目の米消費者物価指数が市場予想を下回る
注目されていた米労働省が発表した10月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.2%増となり、前月の伸び率の3.7%から鈍化がみられました。
市場予想も3.3%で、市場予想も下回り、6月以来4か月ぶりに前月を下回ったようです。
ただ内容をみるとエネルギーの下落幅が大きく、エネルギーと食料品を除いたコアでは4.0%の上昇となり、前月の4.1%の上昇よりは鈍化したものの、鈍化の幅はそれほど大きくないことが見えてきます。
この結果を受けて、FRBはどういった対応をするのでしょうか。
日経平均株価、前日のダウ平均の上昇で買いが優勢に
昨日の日経平均株価は、110.82円高の32,659.93円と続伸で終わっています。
前日のNY市場が、ナスダックとS&P500は反落したものの、ダウ平均株価が続伸したことで、日本市場にも買いが優勢となったようです。
また為替相場が1ドル=151円台後半まで進んでいることも輸出関連株の買いを誘っているようで、まだ上値は重い状況だとは思いますが、買いが優勢となっているようです。
今朝のNY市場が、CPIの結果を受けて、大幅に上昇していることで、今日の日本市場も買いが優勢となるのでしょうか。
NY株式市場、CPIの鈍化を受けて大幅上昇
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に上昇。
ダウ平均株価は、489.83ドル高の34,827.70ドルと大幅に続伸しています。
取引時間中には500ドルを超える場面もありましたが、引けにかけて売りが入ったようです。
10月のCPIの結果を受け、FRBの金融引き締めへの警戒感が後退し、利下げの時期も前倒しになるという見方が増えているようです。
ただCPIの内容をみると価格変動の激しいエネルギーの下落が大きく、食料品などは前月から鈍化したものの縮小幅はまだ小さいのかもしれません。
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