
6月の消費支出は4ヵ月連続でマイナス
総務省が6月の家計調査を発表。
2人以上世帯の消費支出が275,545円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比4.2%の減少と、4か月連続でマイナスとなったようです。
特に食料や家電などの生活関連の支出が減少したようです。
ただ外食や旅行はまだ伸びているようで、生活関連の支出を抑えながら、行楽に支出を回しているのが見えてきます。
6月の実質賃金は15ヵ月連続でマイナス
厚生労働省が発表した6月の毎月勤労統計の速報値では、物価変動の影響を除いた1人当たりの実質賃金が前年同月から1.6%減少し、15か月連続でマイナスとなったようです。
ただ支給額の名目賃金は前年同月比で2.3%増え、18か月連続プラスとなっているようです。
支給額は増えていても、物価変動の影響で支出も増えていることで、実質賃金がマイナスになるのはいつまで続くのでしょうか。
7月の街角景気が2ヵ月ぶりに改善
内閣府が発表した7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)では、3か月前から比べた現状判断指数(DI)が54.4と、前月から0.8ポイント上昇したようです。
好不況の分かれ目となる50は、6か月連続で上回り、景気が好調だと思う人が多くなっているようです。
2~3か月後の景気判断の先行指数でも1.3ポイント上昇し、54.1と今後の景気後退も退いているとみているようです。
NY株式市場、地銀の格下げや中国景気不安で反落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落。
ダウ平均株価は、158.64ドル安の35,314.49ドルと再び大きく下落しました。
格付け会社が一部の地銀の評価を格下げしたことで、金融株の売りが優勢となったようで、さらに中国の景気の弱さが不安をあおったようです。
まだ金融引き締めの出口が見えない中で、不安要素も増えたり、アメリカ景気の堅調さも見えることで、方向感が定まらない相場が続くのでしょうか。
日経平均株価、前日のNY市場の結果や円安を受け続伸
昨日の日経平均株価は、122.73円高の32,377.29円と3か続伸となりました。
前日のNY市場が上昇していたことや、米ドル人気による円安・ドル高で輸出関連株にも買いが入ったようです。
NY市場が不安定な相場が続いている中で、今後の日本市場は国内景気にも期待されるのでしょうか。
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