1年後の物価予想は10.5%増
日銀が調査した「生活意識に関するアンケート調査」が発表され、1年後の物価が今と比べてどれくらい変化するかという具体的な数値を聞いたアンケートで、平均値が10.5%と3月に行われた調査の11.1%から若干低下しましたが、依然として高い上昇率となっています。
1年前から物価が上がったと答えた人が95.5%と多く、この中で物価上昇が「どちらかと言えば、困ったことだ」と答えた人が86%になったようです。
物価上昇によって実質の収入が減少しているのが浮き彫りになってきているようです。
ガソリン価格は8週間連続で上昇
資源エネルギー庁が毎週発表している全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が前週から0.8円高くなり、1ℓ=173.3円と8週連続で値上がりしているようです。
6日から12日までの補助額は10.1円でしたが、13日からは10.4円となるようで、9月末に補助を終了の予定ですが、なかなかガソリン価格が低下してきてないことで延長はあるのでしょうか。
政府目標の1ℓ=168円に一旦は近づいたものの、再び高値が続いています。
注目の米消費者物価指数は3.0%増と12か月連続で鈍化
米労働省が6月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、前年同月比で3.0%増と市場予想の3.1%を下回り、12か月連続で鈍化しました。
ただFRBの目標は確実に2.0%になるまで金融引き締めを行う姿勢をとっているので、今後も更なる鈍化を目指せるでしょうか。
NY株式市場、インフレ率低下で利上げ長期化意識が後退
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸。
ウ平均株価は、86.01ドル高の34,347.43ドルと3日続伸となりました。発表されたCPIが市場予想を下回る3.0%だったことで、FRBの利上げの長期化への警戒感が後退したようです。
FRBの利上げが年内に2回を示唆しているものの、今回のCPIの結果を受けて、市場では7月の0.25ポイントの利上げで終わるという見方が広がったようです。
FRBは、確実に2%になるまで金融引き締めを続ける姿勢を見せていますが、7月のCPIが2%程度になりインフレ率は安定してくるのでしょうか。
日経平均株価、円高進行で1か月振りの32,000円割れ
昨日の日経平均株価は、259.64円安の31,943.93円と6月8日以来1か月振りの32,000円割れで反落しました。
為替相場が1ドル=139円台前半と大幅に円高に進んだことで輸出関連株の売りが多くなったようです。
足元の下落に対して多くの買いが入ってこないことをみると、海外投資家の日本株買いも終わってきたように感じますね。
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