海外はインフレが継続
アルゼンチンのインフレ率100%超えに
アルゼンチン国家統計局(INDEC)が発表した4月の消費者物価指数が前年同月比で108.8%上昇と過去30年で最大の上昇率となるハイパーインフレが起こっているようです。
上昇幅が15か月連続で拡大していて、3か月連続で100%を超えたようです。毎月価格が倍になっている状態。
ブラジルのインフレ率は10か月連続鈍化でも4.18%の上昇
ブラジル地理統計院が発表した4月の消費者物価指数が前年同月比で4.18%上昇と10か月連続で前月の上昇率を下回っているようです。
ブラジルも高いインフレが続いていますが、徐々にインフレ率も低下傾向にありますが、今後は消費者物価は下がりにくいという見方も多いようです。
アメリカの長期インフレ予想は3.2%に
アメリカの5月の消費者調査によると、5年先の物価見通しの予想インフレ率が3.2%と前月の調査から0.2ポイント上昇したようです。
予想インフレ率は12年2か月振りの高水準となり、アメリカのインフレが長期化するという見方が多いようです。
3月の実質GDPは2か月連続で減少
3月の国内総生産(GDP)の物価変動の影響を除いた実質が前月比で0.6%減と、民間調査で発表されました。
減少は2か月振りとなったようで、。個人消費がGDPを押し下げたようです。
個人消費や新車の販売台数も減少で、物価上昇が消費を冷え込ませているのが浮き彫りになってきているのでしょうか。
NY株式市場、景気先行き不安から下落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に下落で終わっています。
ダウ平均株価は、8.89ドル安の33,300.62ドルと前日までの続落もあったことで、下げ幅は限定的でしたが5日続落となりました。
経済指標が悪くなっていることで、今後の景気先行き不安が高まっているようです。
ただ長期インフレ率は高くなっているので、FRBの金融引き締めの長期化も考えられ、今後も不安定な相場が続くのでしょうか。
日経平均株価、海外投資家の買いが優勢に
昨日の日経平均株価は、261.58円高の29,388.30円と年初来高値を更新して続伸しました。
NY市場が軟調になっているので、下げ相場とも感じましたが、NY市場よりも日本市場の方が投資環境が良いと判断されているようで、海外投資家からの買いが優勢となったようです。
日本も現在はインフレは起こっているものの、海外に比べると低く、景気も大きく上向いていないのですが、今後の景気に期待が高まっているのでしょうか。
今、日本はNISAやiDeCoなど資産運用の環境が整っている中で、今後のインフレにも期待できるでしょうか。
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