アメリカの失業者数が3週間振りに増加｜株式市場、金融システム不安後退

2023.03.31

アメリカの失業者数が3週間振りに増加

米労働省が発表した失業保険統計によると、3月19日～25日までのアメリカの新規失業保険申請件数が前週から7,000件の増加となる、198,000件と、3週間振りの増加となったようです。

市場予想は195,000件で、市場予想を上回る申請件数で、景気鈍化が明るみになってきたのでしょうか。

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸で終わっています。

ダウ平均株価は、141.43ドル高の32,859.03ドルと3桁の上昇で続伸はしましたが、物価指数の発表を前に上値を抑えた相場となったようです。

新規失業保険申請件数が増加したことで、景気鈍化は意識されていると思われますが、物価指標が依然として高い水準であれば、FRBの利上げが継続されると意識され、株式市場にはネガティブになるのでしょうか。

昨日の日経平均株価は、100.85円安の27,782.93円と4日振りの反落となりました。

前日のNY市場は上昇しましたが、国内企業の決算期で、配当権利落ちで反落となったようです。

ただ今朝のNY市場が続伸していることで買い先行で今日は大きく値を戻すのでしょうか。