中国の軍事演習で日本の排他的経済水域内に着弾
緊張感を高めている台湾と中国の問題ですが、先日ペロシ米下院議長が台湾を訪問したのちに、中国が軍事演習を行い、台湾沖へ複数のミサイルを発射。
そのうち5発が、日本の排他的経済水域(EEZ) に着弾したようです。
ロシアとウクライナの交戦への緊張感も継続した状態ですが、中国と台湾の問題でさらに緊張感が高まり、本日はペロシ米会員議長は来日します。
中国の軍事演習という対抗姿勢が強く出てきそうです。
イングランド銀行0.5%の利上げ
世界的なインフレが継続していますが、イギリスの中央銀行のイングランド銀行は政策金利を0.5%引き上げ1.75%にしました。
利上げは6回号連続となり、これまでの倍となる0.5%の利上げとなりました。0.5%の利上げは実に1995年2月以来の27年半振りの上げ幅となりました。
また量的金融緩和で買い入れをしていた国債も早ければ9月から売却を始めることも確認されました。
イギリスもインフレが止まらない事で、大幅な金融引締めへとなったようです。
NY市場、ナスダックは続伸、ダウ・S&P500は反落
今朝終わったNY株式市場は、ナスダックは続伸、ダウ平均株価とS&P500は反落となりました。
今日、発表される米雇用統計に注目が集まり、様子見ムードで前日までの続伸で利益確定売りも多くなったようです。
ただ雇用統計で経済鈍化への目論見もあり、金融引締めも緩やかになるという思惑もあるようで、買支えもあったようです。
緊張感が高まる中国との問題もあり、再び先行き不透明感が高まってきました。
日経平均株価、28,000円には届かず
昨日の日経平均株価は、190.30円高の27,932.20円と終値で僅かに28,000円には届きませんでした。
取引時間中には28,000円を超える場面もあったようですが、28,000円の壁はやはり高かったようです。
前日のNY市場が続伸したことで、日本市場にも安心感が広がり、さらに為替が再び円安に進んだことも買い意欲を誘ったようです。
ただ今朝のNY市場が様子見ムードだったことで、ダウ平均が反落していることや中国の軍事演習で日本や台湾、アメリカを威嚇したような行動で、今後の緊張感が高まってくるように思います。
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