2021年12月の資金供給量が11年連続で過去最高|12月の消費者心理が4ヶ月振りに悪化

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夢の実現プランナー
広島のファイナンシャル・プランナー FP事務所MoneySmithの吉野です。

2021年12月の資金供給量(マネタリーベース)過去最高更新

日銀が発表した2021年12月の資金供給量(マネタリーベース)の平均残高が前年同月比で8.3%増加し657兆831億円となり、月末の残高は670兆674億円と年末時点の残高として11年連続で過去最高を更新したようです。

この結果を見ると如何に現在市中にお金が溢れているのかが見て取れます。現在は、まだ使い道が少なくなっているのですが、今後、経済の正常化が進んだときに、どれくらいの消費が出てくるでしょうか

アメリカでは既に高インフレとなり、金融引締めが加速しそうになっています。

12月の消費者心理4ヶ月振りに悪化

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内閣府が調査した2021年12月の消費動向調査では、消費者心理を表す消費者態度指数が前月より0.1ポイント悪化し39.1となり、4ヶ月振りの悪化となりました。

やはりオミクロン株の感染拡大への不安が高まったようです。

消費に対する良し悪しの判断の節目の50にはまだ低い水準が続いています

ダウ平均反落、ナスダックとS&P500は大幅続落

今朝終わったNY株式市場は、取引開始後はダウ平均は最高値更新して推移していましたが、パウエルFRB議長の記者会見を受け大幅反落となる392.54ドル安の36,407.11ドルで終わりました

ナスダックは3%を超える続落となっています。

FOMCでは足元の高インフレや雇用の改善状況を受けて、従来の計画だった2022年6月に資産購入を終える予定を3カ月早める姿勢を見せ、さらに2022年の利上げを3回とする見通しも示しました

このテーパリングの早期終了と金融引締めの前倒しを受け、市場では景気の鈍化への不安が高まったようです。

FRBは現在のオミクロン株の感染拡大が景気回復への影響が比較的少ないと判断したようです。

日経平均、小幅に続伸でもNY市場の結果を受け

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昨日の日経平均株価は、30.37円高の29,332.16円と小幅に続伸となりました。

前日のNY市場がナスダックとS&P500は反落したものの、ダウ平均が続伸し過去最高値を更新していたことで、買い優勢となったようです。ただ、NY市場でも売られた半導体関連株や成長株は売りが多くあり、上昇幅は限定的となったようです。

ここで今朝終わったNY株式市場が上昇してくれば、日本も続伸してくる可能性もありましたが、今朝はNY市場ではFRBのテーパリングと金融引締めの前倒しで急ブレーキがかかりました。

日本市場にも大きく影響がありそうですね

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