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高い物価上昇率は容認し、金融緩和継続

パウエルFRB議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会見で、個人消費の拡大や世界全体で半導体不足となっている事で供給制約などがあり、「今後数カ月は高い物価上昇率が続く」という認識を示し、現在の一時的な供給制約が和らいでいけば、FRBが目標としている2%の物価上昇率に向けて下がっていくと考えているようで、金融緩和縮小(テーパリング)には慎重な姿勢を見せました。
NY市場3指数共に上昇、ナスダック過去最高値

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に上昇し、ナスダックは続伸で過去最高値を更新して終わっています。
ダウ平均株価は、153.60ドル高の35084.53ドルと1日で35000ドルを回復。
パウエルFRB議長のFOMC終了後の記者会見を受け、早期のテーパリングの観測が後退した事が、市場に安心感を広めたようです。
また市場予想は下回り、2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP)の速報値が前期比年率で6.5%増となったことが金融緩和継続への期待となったようです。
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日経平均株価、企業決算で買い優勢

昨日の日経平均株価は、200.76円高の27782.42円と反発しました。
前日のNY市場が軟調だったことで、売りが優勢となりそうでしたが、国内の主要企業の決算発表が本格化し、好決算や上方修正した銘柄に買いが入ったようです。
今朝のNY市場は上昇していますが、国内では緊急事態宣言が再び発出した地域もあり、国内経済への先行き不透明感が高まっていきそうですね