2月の経常収支、80ヶ月連続で黒字
財務省が発表した2月の国際収支状況の速報値では、海外との総合的な取引状況を示す経常収支が2兆9169億円の黒字だったようで、80ヶ月連続で黒字となったようです。
ただ前年同月比では、1436億円の縮小となり、黒字幅の縮小は7ヶ月振りとなったようです。
中国からの輸入が落ち込んだ後の反動もあるようです。
街角景気、2ヶ月連続で改善
内閣府が発表した3月の景気ウォッチャー調査(街角景気)では、街角の景気実感を示す現状判断指数の季節調整済みが49.0と、前月に比べ7.7ポイント改善したようです。
ただ先行き判断指数では49.8と1.5ポイント低下し、再び国内の新型コロナウィルスの感染が不安材料になっている様に見えます。
3月の消費者態度指数、昨年2月以来の高水準
内閣府が発表した3月の消費動向調査で、消費者心理を示す一般世帯の消費者態度指数の季節調整済みでは、前月比2.2ポイント改善となり36.1となったようです。
改善は2ヶ月連続で、昨年の2月以来の高水準となったようです。
株式や土地などの「資産価値」に関する意識指標が前月から0.9ポイント改善し、40.3と2019年7月以来1年8か月ぶりの高水準となったようです。
緊急事態宣言は解除されましたが、感染者数が増えていることで、4月の消費者態度指数は悪化するのでしょうか
日経平均株価、利益確定売りで小幅反落
昨日の日経平均株価は、21.81円安の29,708.98円と小幅反落となりました。
国内企業の決算発表を前に利益確定売りが優勢となったようです。
「まんえん防止等重点措置」を取る地域が増えそうになっていることで、景気の先行き不透明感も高まっていますが、景気回復への期待も高いのか下げ幅も限定的でした
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S&P500過去最高値更新、NY市場上昇
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に上昇。
ナスダックは3日振りの反発となりました。
ダウ平均株価は、57.31ドル高の33,503.57ドルと続伸し、S&P500も続伸して過去最高値を更新しました。
アメリカの経済指標も改善をしていますが、パウエルFRB議長が「景気回復は不均一で不完全なままだ」と述べ、アメリカの経済が正常化が進んでいますが、金融緩和が続くという見方が安心感を広めたようですね。