12月マネタリーベース過去最高更新・21年の世界経済成長率引き下げ

時事

2021.01.06

12月のマネタリーベース9ヶ月連続過去最高

日銀が発表した2020年12月の資金供給量(マネタリーベース)の平均残高が前年同月比で18.3%増の606兆5491億円と9ヶ月連続で過去最高となったようです

11月からの伸び率は、2017年5月以来の大きさとなったようです

また年末の残高としては10年連続で過去最高を更新しています

日銀は消費者物価指数の前年同月比の上昇率が2%を安定的に超えるまで、マネタリーベースの拡大を続ける方針のようです

 

 

世界の成長率見通し引き下げ

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世界銀行が2021年の世界経済の成長率を2020年6月時点から0.2ポイント下方修正し4.0%としました

2020年6月時点では、ここまで感染拡大が続くとは想定していなかったと思いますので、今年も成長率が鈍化しても仕方ないのかも分かりません

さらに国内外でも緊急事態宣言やロックダウンの強化があり、春に向けて経済活動への制限が強化されています

ワクチンの効果が予想を上回れば上方修正されるでしょうが、現状を見ると更に下方修正される可能性もあるのかも分かりません

 

 

日銀の資産、1年で129兆円の増加

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日銀の資産が新型コロナウィルスによって大きく増加しているようです

2020年12月末時点で、日銀の総資産は702兆円となり、前年から23%増となり129兆円増えたようです

国債の金利を抑えるための買いオペやETFの買いオペが行われていることで、資産も増えてきているようです

前項にも書いていますが、今後は物価が2%上昇していくまで、金融緩和を継続していく姿勢を見せていますから更に拡大する可能性は高いですね

 

 

日経平均、年末から3営業日続落

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昨日の日経平均株価は、99.75円安の27,158.63円と大納会から3営業日続けて下落しています

国内外で新型コロナウィルスの感染拡大が進んでいることや、国内の緊急事態宣言や海外でのロックダウンにより、今後の経済活動への制限が強まっていることが不安材料となっているようです

ただ今朝のNY市場が反発して終わっていることが、今日の日本市場にも安心感を与えるでしょうか

 

 

NY市場、3指数ともに反発

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今朝終わったNY株式市場は、3指数ともに反発して終わっています

ダウ平均株価は、167.71ドル高の30391.60ドルで終わりました

製造業景況感指数が市場予想を上回る改善となったことが、押し目買いが入ったようですね

ただ今後の経済状況への先行き不透明感も残っていると思われ、上昇後は利益確定売りも出やすくなるのかも分かりませんね

 

 

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