7月の消費者物価指数が2年11カ月連続で前年同期を上回る
総務省が発表した7月の消費者物価指数で変動の大きい生鮮食品を除く総合で、2020年を100として108.3と前年同月比で2.7%の上昇と、前月から伸びが拡大したようです。
拡大は2年11カ月連続となり、国内のインフレが継続しているようです。
パウエルFRB議長「時が来た」と発言
パウエルFRB議長が「ジャクソンホール会議」で「政策の調整すべき時が来た」と発言し、9月の次回会合で利下げが行われることが確実視されました。
今後の注目は、次回会合の利下げ幅になるのでしょうが、インフレが抑制されていても経済が上向いていくようであれば、インフレが再熱する可能性もあり、0.25となるのでしょうか。
NY株式市場、利下げ期待高まり反発
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発で終わっています。
注目されていたパウエルFRB議長の講演で、期待通りの利下げの発言があったことで、3指数共に買いが優勢となり、ダウ平均株価は、462.28ドル高の41,175.08ドルで終わっています。
取引時間中には過去最高値の41,198ドルを超える場面もあったようですが、債券の金利と比べて割高感があったようで、上値を抑えたようです。
週明けには利益確定売りが優勢となるのか、このまま期待が継続し過去最高値の更新となるのでしょうか。
日経平均、利上げ否定で続伸
昨日の日経平均株価は、513.26円高の38,384.27円と続伸しました。
国内では消費者物価指数が拡大していますが、日銀の内田副総裁が7日に発言した「金融資本が不安定な状況で利上げをすることはない。」と利上げ時期が早々だと述べたことに、上田日銀総裁も考えに「違いはない」と発言したことで、当面の利上げがないことが確認され、買いが広がったようです。
ただアメリカの利下げが確実視されることになり、為替相場が一気に円高に振れてきました。
週明けは、NY株高をうけていますが、為替相場の円高が売りを誘うのでしょうか。