全国の景気判断据え置き|NY市場、インフレ鈍化期待と長期金利低下で反発

時事

2024.02.02

全国の景気判断を北陸地方は判断せず、据え置き

財務省が1月の経済情勢報告をまとめて発表。

全国の景気判断を能登半島地震の影響のある北陸地方の判断は示さず、他の地域を「緩やかに回復しつつある」と維持しました。

先行きでは、世界的な金融引き締めによる海外景気の下振れがリスクになるとも示しました。

日経平均株価、前日のNY市場のハイテク株売りで4営業日振りの反落

昨日の日経平均株価は、275.25円安の36,011.46円と4営業日振りの反落となりました。

前日のNY市場で、長期金利の上昇でハイテク株を中心に売られたことが、日本市場にも影響したようで、売り先行で始まりました。

ただ売り一巡後は、国内企業の業績の堅調さによる買いが入り、下げ幅は限定的となり、36,000円台は維持して終わったようです。

NY市場、物価上昇一服と長期金利の低下で反発

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発。

ダウ平均株価は、369.54ドル高の38,503.61ドルと過去最高値を更新して終わっています。

米雇用統計が発表されて、新規失業保険申請件数が市場予想の214,000件よりも多い、224,000件となったことや、インフレの鈍化、長期金利の1か月振りの水準まで低下による株買いにつながったようです。

今後は、FRBの利下げ時期に注目が集まり、6月頃という見方も増えているようです。

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