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10月の消費者心理が3か月振りに改善
内閣府が10月の消費動向調査を発表し、消費者心理を表す消費者態度指数が35.7と前月から0.5ポイント上昇し、3か月振りの改善となったようです。
指数は改善しましたが、消費者心理の基調判断は2か月連続で「改善に向けた動きに足踏みがみられる」と据え置いて、慎重な判断をしています。
円安が進んでいることで、今後の物価上昇も考えられますが、11月の消費者心理も改善していくでしょうか。
9月の有効求人倍率が前月から横ばいの1.29倍
厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率が1.29倍と前月から横ばいだったようです。
総務省が発表した9月の完全失業率は前月から0.1ポイント低下し2.6%と改善しているようです。
日銀の金融政策長期金利1%限度から1%めどと上限緩和
開催された金融政策決定会合で日銀は長短金利操作(YCCイールド・カーブ・コントロール)の再修正を決めたようです。
これまで長期金利の上限を1%限度としていましたが、国内の長期金利の上昇も踏まえて、1%めどとして、1%を超えても一定程度は容認する姿勢となりました。
上限引き上げは、金融緩和の縮小となりますが、日銀は今後のも金融緩和の姿勢は変えないとも示しました。
今後は円安、金利上昇でとなると景気上昇を抑える形となるのでしょうか。
NY市場、3指数共に続伸
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸。
ハイテク株の割合の高いナスダックは3日続伸となりました。
ダウ平均株価は、123.91ドル高の33,052.87ドルと33,000ドルを回復して終わっています。
FOMCを前に、利上げ据え置きの見方が多く、政策変更はないという思惑からの安心感が広がっているようで、これまでの下げからの買い戻しも入ったようです。
ただ株に資金が流入すると長期金利の上昇となり、再び株売りへと流れる可能性も高く、不安定な相場が続きそうです。
日経平均株価、日銀の金融政策を受け買い戻し
昨日の日経平均株価は、161.89円高の30,858.85円と反発しました。
売り先行で始まった市場でしたが、日銀の金融政策決定会合の結果が公表されると、長期金利上限の実質の引き上げはあったものの、過度な不安は後退したことで、買い戻しが入ったようです。
今朝のNY市場が上昇していることや、為替相場が1ドル=151円台に進んでいることで、今日は続伸となるでしょうか。