10月の消費者心理3か月振りの改善|9月の有効求人倍率前月から横ばい

時事

2023.11.01

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目次

10月の消費者心理が3か月振りに改善

内閣府が10月の消費動向調査を発表し、消費者心理を表す消費者態度指数が35.7と前月から0.5ポイント上昇し、3か月振りの改善となったようです。

指数は改善しましたが、消費者心理の基調判断は2か月連続で「改善に向けた動きに足踏みがみられる」と据え置いて、慎重な判断をしています。

円安が進んでいることで、今後の物価上昇も考えられますが、11月の消費者心理も改善していくでしょうか。

9月の有効求人倍率が前月から横ばいの1.29倍

厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率が1.29倍と前月から横ばいだったようです。

総務省が発表した9月の完全失業率は前月から0.1ポイント低下し2.6%と改善しているようです。

日銀の金融政策長期金利1%限度から1%めどと上限緩和

開催された金融政策決定会合で日銀は長短金利操作(YCCイールド・カーブ・コントロール)の再修正を決めたようです。

これまで長期金利の上限を1%限度としていましたが、国内の長期金利の上昇も踏まえて、1%めどとして、1%を超えても一定程度は容認する姿勢となりました。

上限引き上げは、金融緩和の縮小となりますが、日銀は今後のも金融緩和の姿勢は変えないとも示しました。

今後は円安、金利上昇でとなると景気上昇を抑える形となるのでしょうか。

NY市場、3指数共に続伸

今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸。

ハイテク株の割合の高いナスダックは3日続伸となりました。

ダウ平均株価は、123.91ドル高の33,052.87ドルと33,000ドルを回復して終わっています。

FOMCを前に、利上げ据え置きの見方が多く、政策変更はないという思惑からの安心感が広がっているようで、これまでの下げからの買い戻しも入ったようです。

ただ株に資金が流入すると長期金利の上昇となり、再び株売りへと流れる可能性も高く、不安定な相場が続きそうです。

日経平均株価、日銀の金融政策を受け買い戻し

昨日の日経平均株価は、161.89円高の30,858.85円と反発しました。

売り先行で始まった市場でしたが、日銀の金融政策決定会合の結果が公表されると、長期金利上限の実質の引き上げはあったものの、過度な不安は後退したことで、買い戻しが入ったようです。

今朝のNY市場が上昇していることや、為替相場が1ドル=151円台に進んでいることで、今日は続伸となるでしょうか。

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