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日銀の金融政策決定会合で現状維持が決定
先日はFOMCで利上げ見送りが決定されましたが、日本の中央銀行の日銀が金融政策決定会合を開き、現在の金融政策を維持することを決定しました。
市場では金融政策の方向転換もあるとみられていましたが、植田日銀総裁は「政策修正時期の決め打ちは到底できない」と未だに難しい状況にあることが伺えます。
8月のスーパー売上増でも買い上げ点数は減少
日本チェーンストア協会が8月の全国スーパー売上高を発表し、6か月連続で前年を上回る前年同月比3.4%増となったようです。
ただ買い上げ点数は前年を下回る傾向が続いているようで、客単価が3%増となったようです。
物価高で節約しようとしても単価が上がってきていることが伺えます。
経団連は賃上げ率4%超えを目指す
経団連の十倉雅和会長が東北地方経済懇談会で、2024年の春季労使交渉で大手企業の賃上げ率について「是非、4%を超えたい」と政府の掲げる賃上げの実現に向けて意欲を見せたようです。
今年も賃上げ率3%をした大企業も多かったですが、原油高などによる物価高で実質賃金はマイナスとなっています。
来年はさらに賃上げとなり物価上昇に対応できるようになるのでしょうか。
世界的に株式市場下落相場に
NY株式市場、依然として金融引き締め警戒続く
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に4日続落となりました。
ダウ平均株価は、106.58ドル安の33,963.84ドルと34,000ドルを割り込んで、4日続落となりました。
依然として金融引き締めへの警戒感が続く中で、全米自動車労組がストライキ拡大を表明したことで、自動車大手のストライキの長期化へも不安が広がったようです。
日経平均株価は、海外市場の影響もあり4日続落
昨日の日経平均株価は、168.62円安の32,402.41円と4日続落となりました。
前日のNY市場が続落したことで日本市場にも売りが優勢となったようです。ただ。国内をみると日銀の金融政策が維持されたことや経団連会長が2024年は賃上げ率を4%目指すと示したことで、ポジティブな状況に向かう期待が高まっているようにも見えます。
全体的に下げ相場となっていますが、もう時期上げ相場に転換していくのでしょうか。