米消費者物価指数が2年2か月振りの低い伸びに
注目されていたアメリカの5月の消費者物価指数(CPI)が発表され、前年同月比で4.0%の上昇と、2年2か月振りの低い伸びになったようです。
4.0%は正常に考えると高いインフレ率になりますが、2022年6月につけた9.1%からは半減以上となったことで、インフレ抑制に成果が出たとみられるのでしょうか。
株式市場は経済上向き期待
NY株式市場、利上げ先送り期待高まる
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸。
ダウ平均株価は、145.79ドル高の34,212.12ドルと6日続伸となりました。発表された消費者物価指数(CPI)が市場予想と一致し、前年同月比4.0%の上昇と、上昇率が鈍化したことで、開催されているFOMCで利上げが先送りされるという見方が広がり、幅広い銘柄に買いが入ったようです。
こうなるとFOMC終了後に行われるパウエルFRB議長の記者会見の内容が注目されます。
日経平均株価、33,000円台を回復
昨日の日経平均株価は、584.65円高の33,018.65円と33,000円台を回復して大幅3日続伸となりました。
前日のNY市場が上昇したことや衆院解散、総選挙が強く意識され、買いが多くなったようです。
今朝のNY市場が続伸していることで、今日の日本市場にも買い先行で始まるのでしょうか。
急伸した後は利益確定売りも出やすくなりそうで、今日は伸び率が鈍化しても続伸の期待が持てるのでしょうか。