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街角景気3か月連続で改善
内閣府が発表した4月の景気ウォッチャー調査(街角景気)では、3か月前と比べた現状判断指数(DI)が54.6と前月から1.3ポイントの上昇となったようです。
改善は3か月連続で、節目の50も3か月連続で上回っているようです。
内閣府の現状景気判断は「持ち直している」と2か月連続で判断が据え置かれています。
4月5月はG.W.もあり、さらに3年間のコロナによる行動規制があった反動もあり、5月の街角景気も上向いてくるのでしょうか。
アメリカ失業率2か月連続で増加
FRBの金融引き締めの対応がどうなるか注目される中で、アメリカの新規失業保険申請件数が264,000件と前週から22,000件増え、市場予想の245,000件を上回り、景気後退がさらに意識されました。
また失業保険受給者数の総数も前週から12,000人増えているようです。
NY株式市場、景気後退が意識されるもハイテク株に買い
今朝終わったNY株式市場は、ナスダックは続伸。
ダウ平均株価とS&P500は下落しています。ダウ平均株価は、221.82ドル安の33,309.51ドルと大幅な続落となりました。
4月の卸売物価指数が鈍化したことや失業保険申請件数が増加したことで、金融引き締めの早期の解消よりも景気後退が強く意識されたようです。
ただFRBの利上げが利下げに転じることも意識されたのか、ハイテク株には買いが多くなっているようです。
日経平均株価、ハイテク株に買いが入り小幅反発
昨日の日経平均株価は、4.54円高の29,126.72円と小幅に反発しました。
前日のNY市場で軟調な結果でもハイテク株に買いが入っていることもあり、日本市場でもハイテク株の買いが相場を支えたようです。
アメリカの景気後退が意識されてきているので、為替相場が円高に進む可能性もあり、今日は利益確定売りも含んだ売りが優勢となるのでしょうか。