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白物家電出荷額は増、台数は減
日本電機工業会が発表した3月の白物家電の国内出荷額が前年同月比で3.6%増の2518億円となったようです。
ただ出荷台数は減少し、原材料費や物流コストの上昇で製品の単価が上がり、出荷台数が減少しても出荷額が増えるというインフレを意識する結果となりました。
今後も、この傾向は続くのでしょうか。
2022年度の過去最大の貿易赤字に
財務省が発表した2022年度の貿易統計の速報値では、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が217,284億円の赤字となったようで、2年連続の赤字で、過去最大の赤字幅となったようです。
背景には、やはり、資源高や円安によるものが大きかったようです。
アメリカの新規失業保険申請件数、2週連続で悪化
米労働省が発表した4月9日~15日までの1週間の新規失業保険申請件数が245,000件と1,000件上方修正されたものの、前週の改定値から5,000件増え、2週連続で悪化したようです。
インフレ抑制策によるFF金利の利上げで、景気が鈍化していることが見えてきますが、いつまで続くのでしょうか。
また総受給者数は前週の改定値から61,000人増え、総受給者数も増加傾向にあるようです。
NY株式市場、悪い経済指標を受けて下落
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に下落となりました。
ダウ平均株価は、110.39ドル安の33,786.62ドルと3日続落となりました。
主要企業の減益決算を受け、経済への不安が広がったことや、FRBの利上げ継続が意識されて、さらに景気を冷やすことも意識されたようです。
ただフィラデルフィア連銀の製造業景況指数が市場予想を上回る悪化となったことや失業保険の申請件数も増えていることで、景気が鈍化していることも確認できています。
FRBの次回会合は、0.25%か利上げしないか注目になるのでしょうか。
日経平均株価、前日のNY市場軟調でも反発
前日に利益確定売りに押された日経平均株価ですが、昨日は、50.81円高の28,657.57円と反発で終わっています。
前日のNY市場の結果を受けた市場は売り先行で始まりましたが、政府が掲げる「アクションプラン」が月内にも内容が発表されると伝わると、政策期待からの買いが入ったようで、プラスに転じたようです。
今日はアメリカの景気鈍化やNY市場の下落と悪い材料が多くなっていますが、今日も利益確定売りも出やすくなるのでしょうか。