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1月の街角景気3か月連続悪化
内閣府が1月の景気ウォッチャー調査(街角景気)の調査結果を発表しました。
3か月前と比べた現状判断指数(DI)が48.5と前月から0.2ポイント悪化し、3か月連続の悪化となったようです。
節目の50を下回り、まだ景気が上向いていかないという意識が強いようです。
内閣府の景気判断は「持ち直しの動きがみられる」と5か月連続で同じ表現を据え置いていますが、足元の物価高が景気を冷え込ませていることも伺えるようです。
ガソリン価格が政府目標の168円を下回る
資源エネルギー庁が発表した6日時点の全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が1ℓ=167.6円と前週から0.5円安くなり、政府目標の168円をやっと下回りました。
9日からの補助額も15.5円となり、最近の円高に振れていることや原油価格の落ち着きがガソリン価格を下げているようです。
NY市場、ウォラーFRB理事の発言を受け、警戒感高まる
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反落となっています。
FRBのウォラー理事が講演で、「努力は報われ始めたが、まだこれからだ。長い戦いになるかもしれない」と今後の利上げの継続を強く意識する内容の発言を受け、警戒感が高まったようで、ダウ平均株価は、207.68ドル安の33,949.01ドルと再び34,000ドルを割り込んで終わりました。
FRBとしては、楽観視する市場へ釘を刺す意図もあるのでしょうか。
今後のソフトランディングで、景気も緩やかに上向けるようなかじ取りは難しくなるのでしょうか。
日経平均株価、企業決算受け続落
昨日の日経平均株価は、79.01円安の27,606.46円と続落となりました。
主要企業の決算発表で、業績悪化や収益見通しの引き下げ銘柄を中心に売りが多くなったようです。
前日のNY市場の上昇で買いが多くなる場面もあったようですが、アメリカの利上げ継続への意識も強く長くは続かなかったようです。
今朝のNY市場が反落していることや、為替相場が円安に振れていることで、今日も売り買い交錯する相場となるのでしょうか。