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米消費者物価指数、市場予想と一致
注目されていたアメリカの2022年12月の消費者物価指数(CPI)が米労働省から発表されました。
前年同月比で6.5%の上昇率となり、市場予想と一致して、6か月連続で鈍化しました。7%の上昇率を下回るのは1年1か月振りのようで、今後は少しずつ上昇率が縮小していくでしょうか。
国内街角景気は2か月連続で悪化
内閣府が2022年12月の景気ウォッチャー調査(街角景気)の結果を発表しました。
3か月前と比較した現状判断指数は47.9と、前月から0.2ポイントの低下となり、2か月連続でマイナスとなったようです。
好不況の分かれ目の50を6か月連続で下回り、好景気になっていないと考える人が多いのがわかります。
内閣府の現状の判断は「持ち直しの動きがみられる」と4か月連続で表現を据え置いています。
ガソリン価格が0.3円高く、3週振りに上昇
資源エネルギー庁が毎週発表している全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が、前週から0.3円高く1ℓ=168.2円と3週振りに値上がりしたようです。
12日からの補助金は15.6円と一時からすれば、ガソリン価格は下がってはいますが、依然として高い水準は続いています。
今年は補助額の上限を段階的に引き下げていきますが、ガソリン価格も下がっていくでしょうか。
アメリカのCPIの結果を受け、円高傾向になってきたことは、ガソリン価格には良い影響となりそうです。
NY市場、CPIの結果を受け続伸
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸
ダウ平均株価は、216.96ドル高の34,189.25ドルと34,000ドルを回復して終わっています。
アメリカの消費者物価指数(CPI)が発表され、市場予想と一致したことで、今後のFRBの利上げペースの鈍化が強く意識され、買いが優勢となったようです。
今後のCPIの下落に期待し、次の米連邦市場公開委員会(FOMC)での利上げペースが0.25ポイントが有力という見方が増えていることがどう影響していくでしょうか。
日経平均株価は、ほぼ横ばいながら5日続伸
昨日の日経平均株価は、3.82円高の26,449.82円と5日続伸となりました。
先日からのアメリカの金融引き締めが和らぐという見方が強く、日本市場にもリスクオンが戻ってきているようです。
今朝のNY市場がCPIの結果を受け、続伸していることで、日本市場もポジティブな相場となるでしょうか。
来週開催される日銀の金融政策決定会合を前に利益確定売りも出やすくなるのでしょうか。