11月の消費者物価指数が40年振りの水準に|株式市場は依然として景気後退意識

時事

2022.12.24

macbook pro on brown wooden table
Photo by Andrew Neel on Pexels.com

11月の消費者物価指数が40年振りの水準に

総務省が発表した11月の消費者物価指数が103.8と2020年を100とした指数で前年同月比3.7%の上昇となり、40年11か月振りの伸び率となったようです

11月は円安や資源高の影響が大きくなっていたようです。

消費者物価指数の上昇は15か月連続となり、日銀目標の2%を上回る上昇が続いています。先日、長期金利の変動幅を0.25%から0.5%にしたことで、今後の日銀の金融引き締めにシフトしていくのでしょうか。

株式市場は依然として景気後退意識

NY市場、原油価格が再び上昇で反発

今朝終わったNY株式市場は、3指数ともに反発

ダウ平均株価は、176.44ドルドル高の33,204.59ドルと上値は限定的でしたが、反発しました。

原油価格が再び上昇したことを受け、影響を受ける関連株に買いが入ったようです。これまで下落したことで買い意欲も入ったのでしょうか。

ただ依然として今後の金融引き締めの長期化が意識され、上値は限定的となったようです。

朝方、11月の個人消費支出の発表で市場予想を上回り、長期金利が上昇したことでハイテク株は売られたようです。

日経平均株価、NY市場の流れを受け反落

昨日の日経平均株価は、272.62円安の26,235.25円と26,500円の節目も割り込んで終わりました。

前日のNY市場の反落で、日本市場もハイテク株を中心に売りが出たようです。日本市場も海外市場のように大きく下落していることで、買戻しもありましたが、今後の景気後退への意識が強くなっているようで、売りが優勢となったようです。

海外の金融引き締めが続くなかで、国内も金融緩和は続けるとしながらも金融緩和の出口が近づいているようにも感じます。

この記事をシェアする