10月の景気動向指数2か月連続で悪化
内閣府が発表した10月の景気動向指数(CI)の速報値では、2015年を100とした一致指数が前月比0.9ポイント下落し、99.9ポイントと2か月連続で悪化したようです。
指数をもとに機械的に作成する景気の基調判断は「改善を示している」と9か月連続で同じ判断が継続されています。
物価高や円安で景気が少し冷え込みそうにもありますが、まだこれからの景気回復は期待できるでしょうか。
ガソリン価格が6週間振りに値上がり
資源エネルギー庁が毎週発表している、全国平均のレギュラーガソリンの店頭価格が前週から0.5円高くなり、1ℓ=168.1円となったようです。
政府が目標としている1ℓ=168円に近い推移となっていますが、8日からは18.7円の補助額の見込みとなったようです。
以前は上限の35円以上の補助金が出ていましたが、足元の円高や原油安が影響してきているのでしょうか。
NY市場、ダウ平均が辛うじて反発
今朝終わったNY株式市場は、ナスダックとS&P500は続落し、ダウ平均株価は取引終了間際まで前日を跨ぐ相場が続いていましたが、終了間際で買いが優勢となり、1.58ドル高の33,597.92ドルで終わりました。
依然としてFRBの金融引き締めの長期化が意識され、景気後退へ意識が高くなっていますが、前日までの下落で買い戻しも多くなったようです。
今後、発表される経済指標やFOMCを控えて、軟調な相場が続くのでしょうか。
日経平均株価、3日振りの反落
昨日の日経平均株価は、199.47円安の27,686.40円と3日振りに反落しました。
前日までのNY市場が軟調だったことで売りの機会を伺う投資家も多いように思いますが、下げは限定的でした。
今日はNY市場が軟調な相場が続いていることもあり、日本市場も続落の可能性はあるのでしょうか。
ただ世界的に下落が多くなっている中で、今後の年末商戦への期待も浮上してきそうですね。