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9月の消費者物価指数が日銀想定外の3%に
総務省が2020年を100とした9月の消費者物価指数(CPI)を発表。変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が102.9と前年同月比で3.0%と大きく上昇しました。
足元の資源高や円安により物価が上昇
日銀の黒田総裁は想定外のインフレ率ですが、金融緩和の維持の姿勢は変わらないようです。
ただ、アメリカの金融引き締めと日本の金融緩和により、今後も円安に進む可能性は高いのでしょうか。
政府・日銀が円買い介入を実施、144円台に
昨日も1ドル=150円台になったことが多く取り上げられていましたが。さらに円安が進み一時1ドル=151.90円まで円安ドル高が進みました。
再び急激な円安となっていることから、政府と日銀は為替介入に踏み切り、円買いを行ったようです。
ただ、依然として日米の金利差拡大になることが確実となっていることで、焼け石に水のようにも感じます。
一時的に円高になるでしょうが、逆に円高になったことで、今後のドル高を意識したドル買いも増えるのでしょうか。
NY市場、今後の利上げペースが鈍化の期待で反発
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に3日振りの反発となりました。
ダウ平均株価は、748.97ドル高の31,082.56ドルと急反発し、31,000ドルを回復。
年内の利上げが1.25とみられている中で、FRBが利上げペースを緩めるという見方も出てきて、株式市場に買いが一気に戻ったようです。
日経平均株価、前日のNY市場の続落受け
昨日の日経平均株価は、116.38円安の26,890.58円と、影響を受けやすいNY市場の結果を素直に継いだ相場となりました。
進む円安で、企業業績の悪化も考えられますが、渡航客の増加や輸出企業の増収なども考えられ、今の日本の株は割安となっていると考えられるのかもしれませんね。
9月の消費者物価も3%の上昇、全国旅行支援もあり、今後の国内経済は正常化以上に活気が出る可能性もあるのでしょうか。