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税収が過去最高でも歳出の半分を賄えない
財務省が2021年度の一般会計の決算概要を発表しました。
税収が初めて67兆を超えて2年連続で過去最高額を更新しましたが、新型コロナウィルス対策による予算が嵩み、歳出の半分を賄えない状況のようです。
まだ国内でも金融緩和や経済対策が継続されているので、今年度も税収が増えたとしても歳出が多くなりそうです。
5月の実質賃金1.8%減、名目ではプラス
厚生労働省が毎月勤労統計を発表しました。
物価変動の影響を除いた5月の実質賃金が前年同月比で1.8%減となり、2ヶ月連続でマイナスとなったようです。
ただ支給額にあたる名目賃金は、前年同月比で1.0%の増化で、277,016円と実際に受け取る額は増えていますが、最近の物価上昇により実質の賃金が大きく減少していることになっています。
NY市場、欧州市場の下落を受け、軟調な相場に
今朝終わったNY株式市場は、まちまちな結果で終わっています。
欧州市場が欧州経済の景気後退への不安から下落したことを受け、NY市場も弱気相場となりました。
ただ長期金利が低下したことで、ハイテク関連株には買戻しの動きもありました。
ハイテク株の比率の高いナスダックやS&P500は続伸しましたが、ダウ平均株価は、景気後退への意識が強く129.44ドル安の30,967.82ドルと再び31,000ドルを割り込んで終わっています。
日経平均株価、米株価指数先物の上昇で続伸
昨日の日経平均株価は、269.66円高の26,423.47円と続伸しました。
米株価指数先物が上昇したことで、日本市場にも買いが先行したようですが、その後は、売りも多くなり上値を抑えた形となったようです。
今朝のNY市場がハイテク株には買いが入っていますが、ダウ平均は反落となっていることやその他の大きな情報が出ていない事もあり、利益確定売りも出やすくなるのでしょうか。