実質賃金が4ヶ月振りにマイナスに
厚生労働省が毎月勤労統計調査を発表しました、名目にあたる4月の1人あたりの現金給与総額283,475円と前年同月比では1.7%増と額面では増えていますが、物価変動の影響を除く実質賃金では前年同月比で1.2%減と4ヶ月振りのマイナスとなりました。
最近の原油高による幅広い物価上昇が大きく影響しているようです。
実質消費支出2ヶ月連続で減少
総務省が発表した4月の家計調査では、2人以上の世帯の消費支出が1世帯あたり304,510円と実質消費支出も前年同月比の名目で見ると1.2%の増加となっていますが、物価変動の影響を除いた実質では1.7%減少と2ヶ月連続で減少となったようです。
消費も資源価格の上昇により消費を抑える傾向が見えてきているとも言えます。