為替相場が一時1ドル=130円台に戻る
NY外国為替市場で一時1ドル=130円台に円安に戻りました。
FRBが金融引締めで利回りが上昇する反面、日本では金融緩和が継続されていることで、利率の良いドルでの運用に資金が流れたようです。
今後のアメリカ経済と日本経済の回復ペースが為替相場にも影響は出るでしょう。
NY市場、金融引締め和らぎを意識し反発も
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に反発
ダウ平均株価は、435.05ドル高の33,248.28ドルと3営業日振りの反発となりました。FRBによる金融引締めの強気な姿勢が和らいだという見方が多く、安心感から買いが戻ったようです。
ただ、ブレイナードFRB副議長は、7月までの3回の利上げの後の対応に対して「一旦停止をするのは非常に難しい」と次回9月の会合で、利上げペースを下げる可能性が低いことを示唆しました。
市場では、インフレ率の低下や景気回復の期待が出てきていますが、今回の発言は釘をさすとなりました。
日経平均株価、前日のNY市場受けても小幅反落
昨日の日経平均株価は、44.01円安の27,414.88円と小幅に反落となりました。
前日のNY市場が続落したことで、売り先行で始まったようです。ただ、日米の金利差が意識され為替相場で円安に戻り、1ドル=130円台となったことで、輸出関連株に買いが入ったことで、下げ幅は限定的となりました。
今朝のNY市場が反発で終わっていることで、今日は買戻しから始まりそうですが、ブレイナードFRB副議長の発言は日本市場にどれくらいの影響があるでしょうか
アメリカで金融引締めの大きさが維持されれば、さらに日米の金利差が拡大し、さらに円安になる可能性も出てきました。