経常収支黒字額縮小、黒字は17カ月連続
財務省が発表した、2021年11月の国際収支統計の速報値では、経常収支の黒字が8973億円と17カ月連続で黒字となりましたが、前年同月比で48.2%減となったようで、足元の原油高が黒字額を引き下げたようです。
黒字額の減少は4ヶ月連続となっています。
2021年12月の街角景気、4ヶ月連続改善でも先行き悪化
内閣府が発表した2021年12月の景気ウォッチャー調査(街角景気)では、街角の景気実感を示す現状判断指数が56.4と、前月に比べ0.1ポイント上昇し、4ヶ月連続で改善したようです。
しかし、12月からはオミクロン株が海外で感染拡大し、今年に入り国内でも感染拡大による行動制限も始まったことで、2~3カ月後を占う先行き判断指数が49.4と4.0ポイント低下と大きく悪化しています。
内閣府の現状の基調判断は「持ち直している」としていますが、今月の基調判断は下方修正されるでしょうか
日経平均株価、4日振りの反発。続伸はあるか
昨日の日経平均株価は、4日振りに反発となる543.18円高の28,765.66円と大幅反発となりました。
前日のNY市場やアジア市場が堅調に推移したことで、安心感が広がったようです。
国内ではオミクロン株の感染拡大が加速していますが、ウィズコロナも見込まれているのでしょうか
今朝はNY市場がほぼ横ばいということで、方向感は乏しいですが、利益確定売りと景気回復期待の攻防となるでしょうか
NY市場、消費者物価が市場予想で3指数共に続伸
今朝終わったNY株式市場は、3指数共に続伸
ダウ平均株価は、38.30ドル高の36,290.32ドルと小幅に続伸となりました。
2021年12月の米消費者物価指数の上昇率が市場予想と近かったことで、金利引き上げの加速がないと見られ安心感が広がったようです。
ただ上昇率は7.0%と約39年振りの高い水準となっています。今後も高い上昇率が続くようだと金融引締めは加速していきそうです